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2022年8月27日土曜日

ワンフェス2023冬 #wf2023w 申し込みました

 ワンフェス2023冬申し込みました

ワンフェスPRカード、初のカラー版

申込時にPRカード出すの珍しいけど、まぁこれじゃ何出すのか解らないんで良いか。


こっちも珍しいけど予告編


まず2020冬で瞬殺だった哀愁メトロンあみぐるみの再販。
1個づつ手編みの手作りなので数は少ないので
販売方法は何かしら考えます。


次にセブン星人セットの新作&再販
流石にもうネタないんじゃない?って言うセブン星人ですが、
そこはちょっと目線を変えての新作を予定。
(ただ許諾が通るかも未定)

あと過去のキットをセット組み合わせを変えて
ベストセレクションとして再販予定です。
ほら、今年10月でウルトラセブンは50周年なので、
とあるサイトを見て知って欲しい人もいるかもって事で(詳細後日)


最後に円板生物セットの新作&再販


これも2020年冬に出して以降コロナで止まったままだったんで
残りをコンプさせる予定。


そんな訳で1枠増えた6枠フルに使って
円谷ガシャポンサイズセブン星人&円盤生物祭り

そんなに追い込んでどうする?と思いつつ
締切無いと完成しないんで。
(あ、次何出すの?の質問にはお答えできません)

当選したらよろしくお願いします。


2022年8月16日火曜日

離型剤のはなし

ガレージキット制作に付いて回る離型剤処理のはなし。

ガレージキットには離型剤が付いてる物があります。
複製時にレジンの流れを良くする、型離れを良くする為に使います。
個人で5個くらいしか複製しないなら無くても行けますが
自分はテストショット2回ほど+提出サンプル2個+塗装見本1〜2個と
この時点で6個超えるので使ってます。
(昔のボークスのキットなんかは離型剤無しを謳ってたけど今はどうなんだろ?)

海外のキットはプラモでも油分が多くて触った時点でベタベタのもありますが
自分の使ってるのは一番入手し易いクレオスのMr.シリコーンバリアーです。

最近だとチッピングのハゲチョロ塗装に使われたりもしますね。

ワックス系とは違ってそんなにベタつかないし離型剤処理も楽かと思いますが
それでもガレージキットの多くは塗装中に引っ掻いたら簡単に剥がれた
マスキングしたらテープに塗膜が持って行かれたなど多くの人を悩ませてます。
検索すると対策が多数出てきますが、自己流の下地処理の話を。

まず離型剤落としを使います。
これもシンナー系や洗剤系など色々あってスクラビングバブルが良いとか
マジックリン、ブレーキクリーナー、最後はアセトン(取扱注意!)に漬けるなどなど
検索すると山ほど出てきます。

実際Mr.シリコーンバリアーはラッカーシンナーで溶けるので
理屈的には強力なシンナー、ツールクリーナーなどで洗えば良いんでしょうが
シンナー系はレジンを犯しそうなので自分はコレを使ってます。

ファインモールドご機嫌クリーナー

10年ほど前に買ってあった物をWF参加時からそのまま使い続けてるので結構長持ち。
キットをビニール袋に入れてスプレーして一晩くらい置きます。
それを全体ブラシで擦ってから水洗い。
油汚れはお湯の方が落ち易いけど、自分はキットは煮ません。
(煮るとレジンのガズがどうのこうの聞きますが、科学的根拠の出典が不明)

(実際この工程は要らないのかも?気持ちの問題です)
次にキッチン洗剤+クリームクレンザーを混ぜた物を硬めの歯ブラシでゴシゴシ。
細かい研磨剤で表面磨いてる感じですかねー?目立つほど傷つきません。
数年前から1000円ほどの電動歯ブラシを使ってだいぶ楽になりました。

これを洗い流して乾かして組み立て
組み立て時に接合部やパーティングライン(合わせ目)を処理するついでに
600番くらいのペーパーでモールドを消さない程度に全体を軽く擦ってます。
特にツルツルの部分、怪人で言えばタイツの部分などは念入りに。
(結局いくら洗っても全体ペーパーがけするしか無いと言ってる人も多数います)


組み立てが終わればサフ一色にしたい所をグッと我慢して
クレオスのプライマーサーフェイサーを吹きます。

このプライマーサーフェイサー、Twitterで何度か書いてるけどとにかく隠蔽力が弱い!
ガンプラにサフ吹くみたく艶消しのしっとりしたグレー一色にはならず
まぁ言ってみればクリアーにグレー混ぜた色を塗るようなもんで
3回ほど重ね塗りしてやっと全体が半光沢グレーになる感じです。
しかもエアブラシで塗る時はMr.レベリングうすめ液で希釈が必須。
普通の薄め液を使うとブラシの中で固まるという厄介な物です。

個人的にはプライマーが塗ったかどうか分かるくらいでサフの傷埋め効果は期待して無いです。
それで傷が見つかったらパテなどで埋めてひたすらこのサフを吹きます。

それでもある時期からこれに切り替えたのは、やっぱり普通のサーフェイサー
当時愛用してたブラックサーフェイサー1500とかだと剥がれちゃうんですよ。
こうなると離型剤が残ってるとかの理由じゃなくて、
単にレジンキャストにサフや塗料が乗りづらいんじゃないかと思ってます。
その前に使ってたガイアノーツのサフは一応プライマーが入ってるらしいので
それ程剥がれなかった記憶があります。(が、以下参考)

プライマーサーフェイサーの違いはここのサイトで詳しく実験してます。
(タミヤのが良さげだけど、試した事無いです。
 結局サフ無しの強固なプライマーが一番って結論になっちゃうんだけど)

ここでやっと普通の塗装開始。
自分はほとんどマスキングしないのですが、する場合は粘着力の弱いテープで。(一応タミヤ製使用)
それもべったり貼り付けずに軽く抑える程度にしてます。

ここまでやっても実際剥がれるか剥がれないかはその時の気温とか湿度とか
実質使った塗料とか保管方法とか色々影響しそうで
完成品は極力触らないようにするしかないです。
(今回5年ぶりに持って行った鋼鉄参謀とかは無事でした)

最後に個人的に、「何の根拠も無いけど何となくの雰囲気」で言えば
クレオスのベースホワイトが「硬くて食いつきが悪い」んじゃないかと思ってます。

隠蔽力強くて基本白はこの色一択で結構使ってるけど、
調色とかに使ってそのまま普通の溶剤で希釈>エアブラシすると
表面の塗膜がペリッと剥がれる事が多数
ガンプラとかのプラの上でも剥がれる

これもある時期からMr.レベリングうすめ液で希釈を推奨するように書き足されたんで
その辺が違うんだろうか?



そんな訳で自己流の下地処理でした。


一応来年の原型用の芯を始めました(これは1/15スケール)

何になるかは本人にもまだ解りません

2022年8月4日木曜日

塗装のはなし

WFも終わって早10日

もしかしたらもう完成した人もいるかもしれませんが
たまには塗装の話でも。


磁石団長塗装中

取説にはカラーレシピを載せてません。
特撮怪人の色は写真やDVDなど見る物によって色が全然違うので
ある写真では赤っぽく見えるけど、こっちの写真では青っぽい
正解が無いんですよね。

あと取説の呪いと言うか呪縛があって
昔ガンプラで武器はミディアムブルーって書いてると、もうそれしかダメな感じに縛られて
ジャーマングレーで塗ったりすると武器の色が違うと言われるんじゃ無いかと
見えない誰かに恐れたりした物です。

なので、ここはこの色って書いた所で正解じゃ無いし、
そこは作る人に任せましょうって事です。


と言う呪いを解いた所で、今回の磁石団長とヨロイ騎士の金色の話。

HGガシャポンの磁石団長

この胴体の色、金のベタ塗りなんですよね。なぜか肩も同じ金色になってるし
頭部の耳?の先端もメタリックレッドとメタリックブルーのベタ塗り。
まぁ当時200円のガチャに贅沢言ってはいられないのですが
この辺がいまいち本物っぽく無いのかなと思ってここら辺の塗り方など。


珍しく使った色を書くと磁石団長の胴体はガイアカラーのブライトゴールド
ヨロイ騎士はクレオスのGXブルーゴールドを使いました。
この2色、昔ババルウ星人を作った時に試しに買ってみた色でした。
ババルウ星人も写真によって赤っぽい金と青っぽい金に見えるので。

でもこの色をそのまま胴体に塗るとガシャポンと同じく微妙な感じになるので
ダークグレーの上にドライブラシで塗り重ねてます。
ドライブラシは検索するといっぱい出てくるんで詳しくは割愛しますが
筆に付けた塗料を一旦拭き取って筆にかすかに残って乾き始めた所を
擦れるように塗る方法です。

よく見る方法はラッカー系で下地を塗った後に
伸びの良いエナメル系でドライブラシするのがセオリーの様ですが、
自分は強引にラッカー系の上にラッカー系でドライブラシしちゃいます。
ラッカー系は粘りがあって当然同じ塗料なので下地を溶かして
慣れないと上手くいきませんが
メタリック系の塗料は粉っぽくて他の色よりドライブラシしやすいです。
筆はすぐ痛むので安いタミヤの平筆No3位ので。


その方法で仕上げたのがコレ

磁石団長の腕と肩の装甲?も同じくガンメタルっぽい色でドライブラシ
耳の上部分も赤と青で塗り分けた後に、上から銀でドライブラシをすると
それっぽくなります。

ヨロイ騎士の金はベタ塗りでも良いかと思うのですが
自分はここもほとんど下地が見えなくなるまでドライブラシを重ねて仕上げてます。

ちなみにこのGXブルーゴールドはブラックドラゴンにも使ってます。


あとツヤの話。
最近のガンプラは思いっきり艶消しの作例も多くて
怪獣なんかも艶消しが多いです。
ミニチュアはテカってるとおもちゃっぽく見えるのであえて艶消しにするんですが
1/12の怪人だとちょうどその辺の境目みたいで
自分はあえてツヤのある部分を残してます。
写真だと磁石団長とヨロイ騎士の赤い頭部。
ここに艶が残ると”らしい”かなと思うけどどうでしょう?
他のメタリック部分はドライブラシ時にフラットベースを入れてツヤを抑えてます。
タイツ部分は完全艶消しで、ブーツや手袋は半光沢と艶ありの間くらい。


って訳で個人的な塗装のはなしでした。

この方法が正解では無いので、皆さんもいろいろ試してみてください。