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2022年8月4日木曜日

塗装のはなし

WFも終わって早10日

もしかしたらもう完成した人もいるかもしれませんが
たまには塗装の話でも。


磁石団長塗装中

取説にはカラーレシピを載せてません。
特撮怪人の色は写真やDVDなど見る物によって色が全然違うので
ある写真では赤っぽく見えるけど、こっちの写真では青っぽい
正解が無いんですよね。

あと取説の呪いと言うか呪縛があって
昔ガンプラで武器はミディアムブルーって書いてると、もうそれしかダメな感じに縛られて
ジャーマングレーで塗ったりすると武器の色が違うと言われるんじゃ無いかと
見えない誰かに恐れたりした物です。

なので、ここはこの色って書いた所で正解じゃ無いし、
そこは作る人に任せましょうって事です。


と言う呪いを解いた所で、今回の磁石団長とヨロイ騎士の金色の話。

HGガシャポンの磁石団長

この胴体の色、金のベタ塗りなんですよね。なぜか肩も同じ金色になってるし
頭部の耳?の先端もメタリックレッドとメタリックブルーのベタ塗り。
まぁ当時200円のガチャに贅沢言ってはいられないのですが
この辺がいまいち本物っぽく無いのかなと思ってここら辺の塗り方など。


珍しく使った色を書くと磁石団長の胴体はガイアカラーのブライトゴールド
ヨロイ騎士はクレオスのGXブルーゴールドを使いました。
この2色、昔ババルウ星人を作った時に試しに買ってみた色でした。
ババルウ星人も写真によって赤っぽい金と青っぽい金に見えるので。

でもこの色をそのまま胴体に塗るとガシャポンと同じく微妙な感じになるので
ダークグレーの上にドライブラシで塗り重ねてます。
ドライブラシは検索するといっぱい出てくるんで詳しくは割愛しますが
筆に付けた塗料を一旦拭き取って筆にかすかに残って乾き始めた所を
擦れるように塗る方法です。

よく見る方法はラッカー系で下地を塗った後に
伸びの良いエナメル系でドライブラシするのがセオリーの様ですが、
自分は強引にラッカー系の上にラッカー系でドライブラシしちゃいます。
ラッカー系は粘りがあって当然同じ塗料なので下地を溶かして
慣れないと上手くいきませんが
メタリック系の塗料は粉っぽくて他の色よりドライブラシしやすいです。
筆はすぐ痛むので安いタミヤの平筆No3位ので。


その方法で仕上げたのがコレ

磁石団長の腕と肩の装甲?も同じくガンメタルっぽい色でドライブラシ
耳の上部分も赤と青で塗り分けた後に、上から銀でドライブラシをすると
それっぽくなります。

ヨロイ騎士の金はベタ塗りでも良いかと思うのですが
自分はここもほとんど下地が見えなくなるまでドライブラシを重ねて仕上げてます。

ちなみにこのGXブルーゴールドはブラックドラゴンにも使ってます。


あとツヤの話。
最近のガンプラは思いっきり艶消しの作例も多くて
怪獣なんかも艶消しが多いです。
ミニチュアはテカってるとおもちゃっぽく見えるのであえて艶消しにするんですが
1/12の怪人だとちょうどその辺の境目みたいで
自分はあえてツヤのある部分を残してます。
写真だと磁石団長とヨロイ騎士の赤い頭部。
ここに艶が残ると”らしい”かなと思うけどどうでしょう?
他のメタリック部分はドライブラシ時にフラットベースを入れてツヤを抑えてます。
タイツ部分は完全艶消しで、ブーツや手袋は半光沢と艶ありの間くらい。


って訳で個人的な塗装のはなしでした。

この方法が正解では無いので、皆さんもいろいろ試してみてください。

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